コラム

ストレスだらけの脳をリセット。マインドフルネス

「坐禅」で脳が大きくなる!?

米ハーバード大学の心理学教授サラ・ラザール氏は、毎日の坐禅で大脳の5つの部位の体積が実際に大きくなる!という研究結果を報告しました。
その研究によると、坐禅での瞑想を通して精神力と思考力が鍛えられ、ストレスに負けない健康な体を形成できるということです。

この「禅」。
非常に有名な外国人の方が深く影響を受けているのですが、誰だかご存じでしょうか?
そう、アップル創業者の故「スティーブ・ジョブズ」です。

今や「禅や瞑想」は「マインドフルネス(mindfulness)」と呼ばれる形で多くの外国人にも受け入れられており、集中力を高めたりうつ症状を緩和する効果があると言われています。
「マインドフルネス」には様々な定義がありますが、日本マインドフルネス学会では、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること。“観る”は見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、さらにそれらによって生じる心の働きをも観る、という意味である。」と定義されています。

この「マインドフルネス」。
禅や瞑想から宗教的要素を取り除いた形で日本に逆輸入され、少しずつ認知されてきています。

日本では、今まさに「働き方改革」真っ盛り。
業務量は変わらないのに業務時間が短くなっている人も多いことでしょう。

集中力を持続することによる疲労、今までのやり方では処理し切れない不安。
以前よりストレスが増えているかもしれません。
そんな時こそ、心を整えるのです。

やり方は、基本的に坐禅と同じです。
静かに座って目を閉じ、自然に呼吸して注意を呼吸に向けます。
注意がそれたことに気付くと、再び注意を呼吸に戻します。

1日たったの10分。
ストレスだらけの脳をリセットして、生産性向上に繋げては如何でしょう!